中国は金盾(グレートファイアウォール)と呼ばれるネット検閲システムの仕組みがあり、自由に日本にいるときと同じような感覚でインターネットを利用することが出来ません。
そのため、中国ではLINEやTwitter、Facebook、Instagram、YouTubeなど日本と同じように使うことが出来ないアプリやサービスがたくさんあります。

そこで、中国滞在中に不自由なく日本にいる時と同じようにLINEやTwitter、Facebookなどのサービスを利用する4つの方法を紹介します。

中国で使えない代表的なアプリやサービスがこちら

・LINE
・Facebook
・Twitter
・Instagram
・YouTube
・Google検索
・Gmail
・Google マップ
・ニコニコ動画
・DropBox

対策その1 VPNサービス

オススメ度:低
難易度  :高
コスト  :0円〜1,000円/月程度

筑波大学が無料で提供している「VPN Gate 学術実験プロジェクト」や、サポートが充実している「セカイVPN」などといった有料サービスがあります。
こちらは、長期で中国に滞在される方にオススメです。

長期滞在者向けVPNサービス

対策その2 香港のキャリアのプリペイドSIM

オススメ度:中
難易度  :高
コスト  :1,500円〜2,000円/週

香港の携帯キャリアの中国移動香港 (China Mobile HK)や中国聯通香港(China Unicom HK)が販売している中国本土でも使えるプリペイドSIMを使って香港経由でインターネットに接続方法です。
プリペイドSIMを使うにはSIMロックを解除(SIMフリー)した端末が必要になります。

今回はAmazonで購入できる中国聯通香港の「4G高速データ通信 中国本土31省と香港で7日利用可能 プリペイドSIM」を紹介します。

特徴

1枚のSIMカードで中国本土31省と香港にて高速通信4G、一部の地域で3Gデータ通信が容量2GB(ギガバイト)まで利用可能で、開通後7日間利用できる手軽なプリペイドSIMカードです。

SIMサイズは3サイズ全てに対応しており、SIMフリーのスマートフォンやタブレット、Wi-Fiルーターで利用可能です。もちろん、テザリング利用も可能です。

利用期間

中国時間を基準として利用開始後7日間。
※利用日数は日数カウントとなり、中国時間23時に利用開始した場合、1時間で1日分としてカウントされます。

通信容量

データ通信量は2GBまでとなり、上限に達すると通信が止まります。
1枚のSIMカードで中国本土31省と香港にて高速通信4G、一部の地域で3Gデータ通信が容量2GB利用できます。

パッケージ

アクティベート方法

APNの設定をします。私のiPhoneはこの設定は不要でした。

自動で設定されていました。

データローミングをONにすると利用開始です。

すると、こんなSMSが飛んできます。

4G高速データ通信 中国本土31省と香港で7日利用可能 プリペイドSIMの購入

中国本土31省と香港で7日利用可能なプリペイドSIMがAmazonで1,410円で販売されています。

4G高速データ通信 中国本土31省と香港で7日利用可能 プリペイドSIM

対策その3 携帯キャリアの国際ローミングサービス

オススメ度:中
難易度  :低
コスト  :980円〜2,980円/日

24時間980円のプランや、好きな時に好きなだけ使えてテザリングの利用にも最適な最大2,980円のプランなどの海外パケット定額サービスがあります。

プランによっては、一定の通信量を超えると速度が遅くなるものや、自分が契約しているデータ容量の中で通信ができるものがあるので、渡航先でどんな使い方をするのか、残りのギガがどれくらいあるのかなど十分検討したうえで利用しましょう。

引用:https://www.nttdocomo.co.jp/service/world/roaming/

対策その4 海外Wi-Fiレンタル

オススメ度:高
難易度  :低(電源をONにしてパスワードを入力するだけ)
コスト  :1,000円〜/日

海外WiFiルーターレンタルのメリットは、スマホに特別な設定を行う事なく、複数人でシェアしながら利用出来る事です。
オススメは中国大手キャリアと提携した公式のVPNサービス付きプランがあり安心、安全に中国でインターネットが利用でき、レンタル料金は安心のパケット定額制の「グローバルWiFi」です。

VPN付プランのレンタル料金は?

こちらのリンクからグローバルWiFiのサイトに遷移します。

画面をスクロールしていくと簡単に見積りができるページがあるので、渡航先は東南アジアを選択し、次に中国VPN付プランを選択します。

今回のレンタル期間は4日間、容量を気にせずに高速インターネットが可能な「4G LTE 大容量(VPN付)」で見積りをしてみます。

中国でのWiFiレンタルの場合、3Gプランはおおむね1Mbps前後、4G LTEプランでは10Mbpsぐらい速度が出るようです。
写真をアップしたり、Googleマップで場所を確認してナビをしたりするような使い方をするのであれば4G LTE(VPN付)か4G LTE 大容量(VPN付)プランがオススメです。

安心保証パックとモバイルバッテリーはいらなかったのでオプションの選択で、1日あたり500円の「ライトプラン」のチェックを外し、オーダー型を選択しました。

結果は、4日間で5,966円(1日あたり約1,491円)です。

ちなみに、他のVPN付料金プランはこのような感じです。
4G LTE :5,206円(1日あたり約1,301円)
3G 大容量:5,206円(1日あたり約1,301円)
3G    :4,066円(1日あたり約1,016円)

海外Wi-Fiレンタルのまとめ

4G LTE 大容量(VPN付)と4G LTE(VPN付)、3G 大容量(VPN付)はレンタル料金にあまり差がないので、高速インターネットで利用可能なデータ量が2倍の4G LTE 大容量(VPN付)をオススメします。

海外WiFiレンタルのグローバルWiFiへのリンク

まとめ

規制が厳しい中国で日本と同じようにネットを使うには

通信容量を気にせずに使いたい→「香港のキャリアのプリペイドSIM」
面倒なのは嫌、確実なのが良い→「携帯キャリアの国際ローミング」
数人でシェアしたい→「海外Wi-Fiレンタル」

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